私は小さい頃から二十歳くらいまで、エレクトーンを習っていました。小学校高学年になると、曲をアレンジする練習がはいるようになりました。私はこれがとても苦手でした。楽譜通りに弾くのは楽しいけど、自分でアレンジしてやるのは自信がなかったのです。先生がお手本を弾いてくれるのですが、「それを真似してはいけない」と思い込み、お手本と全く違うオリジナルで単調なアレンジを繰り返していました。
自分の考えや発想を表に出すことが怖かったし、先生の真似をしては申し訳ないと自分を押し込めていました。素直に真似して、その上で自分らしさを出していれば、もっと能力が伸びたのでは?と今になって思います。
大人になって、先生から何かを学ぶ機会はほとんどなくなりました。その代わりが本や先人のブログです。たくさんのアイデアやノウハウが詰まっています。いまは素直にそれを真似しようと思い、実践しています。
真似してみようと思えるようになったのは最近です。それまでは独力で、独学でやるのがいいんだ!オリジナルなんだ!と肩肘を張っていました。しかし力を抜いて考えてみれば、無から有を生み出すのに、先人の知恵を借りない手はありません。ゼロからオリジナルでスタートするか、50からスタートするかは大きく異なります。
まず成功した人の真似をするというのは、日本古来からの文化でもありますよね。まずは型を取り入れ、自分のものとなって始めて、その物事の本質を知ることができると言われています。そこからアレンジしていけばよいと。ようやくその意味がわかってきました。
真似する対象があまりに量がおおいので、自分のポリシーで取捨選択する必要はあるでしょう。また、テニス初心者がプロテニスプレイヤーの練習方を真似てもできないのと同じで、自分の技術や身の丈にあったことから真似するのが大切です。